どんぐり学舎

はじめに

小さな子どもたちは、森や道ばたで「どんぐり」を見つけると、
座り込んで拾い始めます。
わたしはビニール袋をポケットから出して
好きなだけ拾わせます。

「それが何になる?」「拾ってどうするの?」
「拾ってきたまま玄関の脇に放置されてるじゃない」
でもいいんです。

拾っている時のわくわく感、
袋が一杯になった時の満足感、
子どもたちはそんな小さな幸福感で満たされながら、
大きく育っていきます。
子どものすることに無駄なことは何もない、
その好奇心と輝く瞳を見つめていたくてこの仕事を続けています。

うちの庭では、そんな子どもたちが遊んでいたあと
忘れていた「どんぐり」から芽を出した
クヌギの木がすくすく育っています。
まるで、子どもたちのように。