どんぐり学舎

かてごりー:子どもとのくらしの中で

子どもに解決させるチャンスを

最近、子ども同士のトラブルに

親が悩まされる話をよく聞きます

学校などで子ども同士が衝突し、どちらかの親が先生に連絡し、先生がもう一方の親に連絡

というケースが多いでしょうか

先生も現場を見ていなかったり

親ももちろん現場を知りませんし

ともすると相手がどこの誰なのかよく知らなかったり

となると相手の親となんか話したこともなかったり

こんな希薄なコミュニケーションの状況で

事態はちょっと深刻化します

でも、ちょっと待って…

どこかがおかしくないですか?

一番最初のところ

子ども同士の衝突。

なにがきっかけでしょうか、そしてどんな衝突なのでしょう

言葉のぶつかり合いでしょうか

とっくみあいでしょうか

問題が大人に移ってきて、当事者はどうしているのでしょう

 

子どもの世界は大人になってしまってから見ると

理不尽で不合理でくだらない(ような)ことがらだらけです

わたしが覚えている自分自身の経験では

テレビを見るより本を読む方が好きだといっただけで仲間はずれにされたり

○○ちゃんと仲良くするならこっちのグループに入らないで、と手紙で宣告されたり

友達の男の子とちょっとしゃべっていたらどこかでひとりの女子が泣き出して

直後にその仲間の女子に物陰に引きずり込まれ「ちょっと、どういうつもり?」と

責められ…(泣き出した子の片思いの男子だったみたい)

そんな「くだらなーい」ことですが当時のわたしはその都度胸をえぐられるような悲しみを味わい

明日からどう生きていこう、とその日は悩むのですが

なぜだかしばらくすると何事もなかったように楽しい学校生活は復活し…

あまりにつらいと母に訴えたこともあったでしょうが

それを母が先生に言いつけて相手の親に連絡を…などという事態はなかったわけで…

そして

わたしだって「グループ」の一員として「グループ移動」をさせられた時

「元のグループ」のメンバーに決別の手紙を書くよう指示され書いたこともあり

ひどいことを書いて、「元グループ」のメンバーがその手紙を読んでいるのをこっそり見ていたら

彼女はとても悲しそうな顔をして…

そして急にわたしの気配に気づき、振り向いて、私と目が合い…

微笑んだのです

一生、忘れられない微笑みです

 

わたしもそうやって、子ども時代友達を傷つけました

自分の意志の弱さから

まだ幼い未熟な、未完成な人間達の集まりですから

 

上の例は女子的ですが、男子なら、取っ組み合いなんでしょうか

よくプロレスごっこが本気になってどちらかが真っ赤になって泣いて

せんせーい!みたいなの、教室の後ろでやってましたね、男子…

廊下で騒ぎすぎてガラスを割って叱られてる男子とか…

大人になってそんなことする人いません

 

そうやって子どもたちは、大人から見るとくだらない、ささいな出来事で

小さなトラブルを起こし、傷ついて、傷つけて、でも、ひとつひとつ、実は学んでいきます

 

どんな言葉が相手を傷つけるのか、

どれだけ力を加えたらどれだけ痛いのか、

ちょっと乱暴ですが

実際にやってみないとわかりません

それは、大人に教えてもらうことでも、本で読んで学ぶことでもありません

 

ハイハイでおもちゃに群がって、とりあって、髪の毛きぃーって引っ張り合う乳幼児、

砂場でおもちゃを取り合う園児、

何人か幼児が集まればよくあること

そこでわたしたち大人がどう対処するかにかかっているのではないでしょうか

大けがをするまで放っておくわけにはいきませんが

ある程度は黙認して子ども同士やらせないと

子どもたちは学ぶチャンスを失います


大人が先回りして手や口を出し

子どもは子どもらしい葛藤を経験せず

変に抑圧された感じに育っているなあと感じる時もあります

 

見知らぬ親同士でもにっこりと笑いあい、

子育てしてる者同士、という連帯感を持ち

お互いを思いやることが大切です

 

保育園でも幼稚園でも小学校でも

主人公は子どもたちですから、親の都合や主観であれこれ手や口を出すのは間違っています

 

高校時代、みんなが憧れる素敵なマダムな古典の先生がいました

先生は子育て中で、ご自身のお子さんの小学校の話などをなさった時に

「子育てというのは、もう一度幼稚園や小学校に通うようなものなのね」

とおっしゃっていたのが思い出されます

 

もう一度通い始めるわたしたち子育て中の親は、

子どもを預かる大人である保育士や教師との信頼関係を築き、

なにより子どもの学びの場を奪わない努力をしなければなりません

子ども同士に解決させる度量

どんなことがらも学びに変えて糧とする手法

先生達にもそれらが求められます

 

子どもたちは難しいことは考えず、成長に応じて様々な問題を起こしながら(笑)

すくすくと成長していきます

心の経験値が多い子は、勉強の場で関わってみると少ない子とは大きな違いがあります

大人の方から子どもの学びの場を奪い取るなんて

もったいないことはやめたいですよね

わたしたちはそうやって大きくなってきたはずです

ぷろふぃーる
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