どんぐり学舎

かてごりー:日々思うこと

心が、愛が、あるかどうか

きのう、久々に友達ととある八百屋さんに出向き

そこに並んだ野菜や種や苗や食材を見ていて思ったのです

庭には自由に茂った、でも、丁寧に手入れされた植物たちがわさわさ

自然素材でできた小屋が建ち

優しい表情の店主さんがたたずみ

 

大量生産、大量消費のための野菜や食材も

ビジネスとしてはもちろん

ニーズも高く

成り立つことは成り立つのですが

こんな風に大切に

ひとつひとつのしなものに心をこめて愛情を込めて

扱うお店の存在感が心にしみて

 

お店に置いてあるフライヤーやカードの数々が

結構知っているお店や人ばかりで

しかもどんぐり学舎のフライヤーも「置きますよ」って笑顔で言ってくれて

いえいえ、塾のフライヤーなんて似つかわしくない…と思いつつ

ああ、でも、私の教室は

こういうお店と同じコンセプト

やはり繋がっているおもちゃ屋さんでも

わたしの名前は覚えてもらっていて、

いつ行っても子どもたちの話で盛り上がって

おもちゃやゲームと子どもたちの反応を教えてくれて

…塾なのに…

でも

塾じゃない…

 

夜、教室では最近進化を遂げたある生徒が

さほど追い詰められた様子もなく淡々と

でも、やるべきことをただ丁寧にこなしてすごしたと思われる1学期間の

集大成の期末テストの答案を提出

少し、丁寧に牽引しすぎていたその子との関係を見直し、

週2回の希望を1回に減らし、(そう、授業日数を減らしたのにです)

4月から方針を少し変えた結果を見せられたようで

あまりにすがすがしい答案に心が洗われ

ただ点数だけではなく

ただ成績だけではなく

その子が最近獲得しつつある領域に心の中で拍手を贈ったのです

 

そしてわたしは思ったのです

そう、こうやって、丁寧に見ていこう、それがどんぐり学舎だ、と

 

トラックいっぱいの大量の玉葱を仕入れて並べるのではなく、

ひとつひとつ丁寧に

薬に頼らず手をかけて育てたのをごろごろとカゴに並べ

お客さんはその表情を見て手にとって選べるような八百屋さん

 

全部のおもちゃにこだわりと愛情をこめてるおもちゃ屋さん

 

全ての食器に思い入れの強いこだわりの作家物の食器屋さん

 

食材の仕入れから調味料の仕込みまで心を込めて手をかけてる料理人さん

 

こだわりが強く、これでもか、と心をこめて、愛情をかけたそれらを手にすると

伝わってくるものがあり

最近のわたしは妙にそれらをキャッチするのです

 

ああ、もちろん、大量生産を批判しているのではありません

安く、大量に生産して、多くの人のニーズに応えるための産業の発展にも

大切な意味はあると思っています

 

ただ、忘れてはならないことがある

そこに、心があるか

愛があるか

という

ちょっと照れくさいけど人間として当たり前の

それがなかったら実は生きていくのつらすぎるんじゃないの、っていう

そんなことなのです

 

子どもたちのおかげなのです

子どもたちはみんな、大量生産なんかされていないし、

多くの人のニーズに応えるためのものになんか流されてはいけない唯一無二の存在です

どの家庭にとっても

 

その、子どもたちが生き生きとしているかどうか

それだけが最も重要なんだということを

わたしはずっと伝え続けていきたいのです

 

こんな塾があってもいいんじゃない?

スーパーマーケットはわたしにとっても必要なお店だけど、

たまにはあの八百屋さんでごろごろ玉葱さんと見つめ合って選びたいな

 

学校でどんな風に過ごしても、

家でどんなでも、

ここへ来ればちょっとこれつかっちゃうよ~って特別な能力を発揮する

もちろん

親御さんには理解してもらいたいし

協力もしてもらいたい

その方が話が早いけど…でも、いきなり全部無理でも、

少しずつでも共感してもらって、環境設定をがんばってもらって、

そしたらお子さんがここでつかう「特別な能力」が、ごくごく自然なものになって

結果的には勉強なんかで悩んだり苦しんだりすることとは無縁の子になってて

そしたらみんなハッピー!!

いつも生き生きとしてる我が子

どんな我が子も最高に愛しい親

お互いにハッピー!で、さらにさらに子どもは能力発揮!

 

そう、

あれもだめ、これもだめ、と追い詰めるばかりでなく、

まずは受け入れる

ああ、流されてるなあ、自分…

ああ、これはまずいなあ、自分…

そんな自分に反省できたら、

少しだけ習慣を変えてみる

子どもになにか見つけちゃったら、自分の習慣を変えてみるのです

 

いつもと違う玉葱を買ってみる(笑)

 

いつもいつもその玉葱ばかりは買えない

全部そこの食器だけでそろえるにはお金が足りない

毎回そのこだわりの調味料を調達するにはやはり家計に響きすぎる…

でも、

本当によい物がなにかは知っている

そして、

絶対にあきらめてはならないことも知っている

全て厳格に厳密に、なんてこと無理なので

これがわたしの甘さかもしれないけれど、

子どもたちをまず絶対の愛情で迎える

そして

心をこめて包む

そこから始めないとわたしはなんにもできないんだ

と気づいた八百屋さんの日の夜中

そう、生卵みたいに半熟にすらなってなかった新人の頃から、

なぜかそれだけは変わっていない私らしさなのかもしれません

 

強く、厳しく、正しい師匠や先輩方の理論を学び続けることを怠らず、

でも、女性として、母として生きるわたしがささやかに営むこの教室は

あたたかな胎内のようであっていいのではないか

転んでも斜めになっても包まれて安心して成長できた胎内

 

大丈夫だよ、って

わたしは子どもたちを迎えます

だから、

一緒に学び続けましょうね

あきらめずに、お母さん、お父さん

水面下の水かきは見せずに、一緒にふんばりましょう

大切な、愛するわが子のために