どんぐり学舎

かてごりー:小学生のこと

絵しりとりで気づいたこと

「導入」と私が1人で密かに呼んでいる授業最初の10分間

それは、

学校から帰ってきて、ばたばたとどんぐり学舎に向かってきて、

おやつとお茶でリセットしてたっぷり親御さんに話を聞いてもらってから、の

子ばっかりじゃないので、

なんだか目つきの鋭い子もいれば、

年下の子にキツイ言葉をぶつけている子もいる

放心状態の子もいる

これから暑くなってくるから余計だね…

そんなところからのどんぐり問題スタート

…でもその前に…

「せんせい、今日ってなにから?」

「本よむの?」

「描き初め大会?」※年始の記事参照(笑)これが一番人気か…

「なにするの?」

子どもたちも知っている「導入」の時間

まずは準備運動だね!

笑ったり、感じたり、びっくりしたりして、

頭と心をほぐそう

…ってなわけで、先週の導入はこんな感じでスタート

 

「今日は”しりとり”をします」

しりとり…?そんなの簡単!知ってる!やったことある!

やったことない人なんていないんじゃない?わいわい!がやがや!

「いいえ~ただのしりとりじゃございません」

えーーーっっっっ

「あ、ちなみに、しりとりの難しいバージョン、知ってる?うちではよくやるの」

なになに?

で、いくつか挙げてみる

大人も難しい、しりとりアレンジ

 

・ダブルしりとり(1人で2連続のしりとりをしてから次の人へ)

・リズムしりとり(手拍子に合わせてリズミカルにしりとりをしていく)

・くくりしりとり(食べ物、生き物、

      スーパーに売っているもの、などとくくりのある言葉内でのしりとり)

・しりとり歌合戦(歌詞でしりとり。歌の途中から途中まででも可)

などなど…

そして、本日行いますのは~

「絵しりとり!」

なにそれ!?あー!いつもやってる!やったー!!えーっ苦手…

どよどよ、ざわざわ…

「無言で、絵だけで言葉を伝えていくの。

何の絵を書いたか説明したり、何の絵?って聞いたりできません。

次の人にわかるように絵でしりとりを伝えていくよ」

どよどよ、ざわざわ…

 

火曜日から金曜日まで、

チーム対抗連続何個絵しりとりできるか選手権

とかなんとかテンションをあげて、スタート

 

いやー…個性が出ました

そして、チームごとの性質が出ましたねえ…

10分間、と時間が限られている中で、

いかに次の人に言葉を絵で伝えるか、というリレーですから、

簡単にささっと描かなくてはならないのもそうですが、

誰でも知っているものを描いた方が有利

そしてもちろん、

誰でも知っているそういうものを描く力も重要です

上手じゃなくていい、伝わる絵ならいい、

目的は絵を上手に仕上げることではなく、次の人に言いたいことを伝えること

 

ではここで、優勝チームの作品を公表いたします!

記録は「13個」でした!

他のチームとは、桁違いで…

驚きました

平均年齢は、一番低い方のチームだと思います

6年生が多いクラスは、難航しました

なぜでしょうねえ…

みんなの名誉のため、掲載は優勝チームだけにとどめておきます(笑)

左下の隅っこに、最後にみんなで「こたえあわせ」をした時のメモがあります

ちょっと難しいところもありますよね

一見、なんのことかな?っていうような絵も

でもちゃんと伝わっているからすごいですね

私もびっくりしました

 

関連性があるかどうかわかりませんが、

このクラスは超がつくほど素直な子が多く、

絵本を読んでいても涙ぐんだり、

後日、図書室で同じ本を借りて何度も読んだよ、

なんて話してくれる子もいるクラスです

どんぐり問題への集中力もずば抜けていて、

ひとりひとりが自分と向き合っている印象の強い雰囲気です

それぞれの進捗にはそれぞれの一進一退がありますが、

それでも時間いっぱいまで一生懸命考えることが習慣になっています

 

学校じゃないので、クラス編成をしているわけではなく、ただの偶然なのですが、

でも、クラス全体のムードというか、たったひとりの言動でみんながそわそわしてしまう時や、

「いつもの」パターンで全員で集中力を欠いてしまうという日があったり、

狭い部屋で一緒に学んでいるので、影響し合っているのは否めません

そういう意味では、このクラスは、

自分本位の子や、勝手な言動、大きな声で自分の事を話したがる子などがいないクラスです

 

今回の絵しりとりでは、

私の中ではクラスごとのそういった雰囲気を改めて確認できるいい機会になりました

(…それぞれ、対策を練らなくては…という反省にもつながります)

そして、

自分だけが知っている難しいものを描いてしまう子や、

制限時間があるのに3分も4分もかけて丁寧に描いてしまう子、

ただただ、このゲームに慣れていないだけなんですけど、

そんな個性もかいま見えた1週間でした

 

もっとやりたい!と

当然のようにそんな声が上がるのですが、

「これは本当は時間制限なんかしないで、じっくり楽しんでするものです」

と話しました

「ぜひ、おうちの人とやってみて。お友だちと雨の日にでもいいけど。」

「おうちの人を誘う時は、お父さんとかおじいちゃんを誘うとおもしろいよ」と

この話を家族にしていたら、夫が「なんで?」と聞いてきたので説明しました

小さい頃から、一緒にお絵かきをしたり、子どもに「描いて」とせがまれるのは

「お母さん」が多くて、

子どもたちって意外とお父さんの絵をみたことないからだよ、と

 

もちろん、お父さんやおじいちゃんの方が絵心がある家庭もあるし、

小さい頃のお絵かき担当が男性だった家庭もあるとは思います

でも実際、今週聞いてみると、「お父さんの絵、見たことない!」という子が多いのです

 

大きな白い紙が一枚あれば、1時間でも2時間でも楽しめる「絵しりとり」

外遊びができない日にいかがですか?

身近なものを描く練習にもなるし(←こんなこと子どもに言わないでいいです(笑))

「伝えよう」として描くことの大切さを大人も実感できる遊びです

「オレは(アタシは)絵は苦手だから」とかなんとか言って拒否しないでくださいね

絵がうまいか下手かじゃないんですってば

だまされたと思って、家族でやってみてください

晩ご飯のあと、

休日の午前中、

もちろんテレビも消して、スマホも遠くに置いて、

伝えることに集中してみてください

お子さんが「伝えよう」と描く姿を観察してみてください

 

さて、今週は「結果発表!」からの「導入」

きっと、「今度こそ!!」とリベンジを望む声があがることでしょう

連続で同じ「導入」をしないことにしているので、次の「絵しりとり」はいつになるか、未定です

お楽しみに

 

ぷろふぃーる
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