どんぐり学舎

かてごりー:中学生のこと

定期テスト勉強をしてはいけない理由

どんぐり学舎では「どんぐり通信」を毎月作って配っています

先月まで「家庭用」だけでしたが、今月から、「小学生版」「中学生版」を復刊しました

これは、

今月、中学生に配布している「中学生版」です

今回のテーマは

『定期テスト勉強をしてはいけない理由』

厳密に言うと、「テスト対策授業」「一夜漬け」「付け焼き刃」が危険だ、

という話です

そして、あまりにも自立していない中学生が多すぎて、

どんな通信を配っても、どんな話をしても、「自分のこと」として受け止めない

こんなの配っても、どれだけ塾生に響くかわかりませんが、

わたしは

伝え続けます

なぜ、自分のこととして受け止めないか、わかりますか?

親が割って入りすぎるからです

小さい頃からずっと、何をするにも親が必要だった今の子どもたち

子ども同士家の外で自由勝手に遊ぶことさえ少なくて、

買い物も黙ってお金と商品を突き出せば、できる時代

そんな環境の中、あれよあれよと中学生です

中学生になったからって、いきなり、「自分でちゃんとやりなさい」って言われても、

そりゃ無理だ

とみんな戸惑っています

20年以上前、初めてこの仕事を始めた時にびっくりしたのは

自分の家の電話番号を知らない子どもたち

親の職業を説明できない子どもたち

水をこぼしてしまったり、トイレを汚してしまったり、

人の物を破損してしまった時、

誰になんといえばいいか、知らない子どもたち

あれから20年

これらの現象はひどくなる一方で

さらになにごとにも「興味がない」という無気力な子どもが増えており…

こんなことを親に報告すれば頭ごなしに子どもを叱るのでしょうけれど、

そう育てたのは、親自身

子どもを叱ったって、なんにも変わりませんし、

中学生になったから急に自立させようったって、

そうはいかないのです

心して過ごすべきは大人の方

それを肝に銘じて、日々過ごしたいものです

決して、何百万円もかけた折り込み広告の文句や数字に踊らされ、

保護者同士のうわさ話に翻弄され、

わが子のことを見失うことのないようにしてください

誰にでもまだチャンスはある

わが子の心を守り、チャンスを発掘し、努力すべきは、まずは大人です

自分の責任を他人任せにし、自立できないのは親の方でしょう

なんてことは

ないと信じて

 

 

どんぐり中学部のみなさんへ

耳にタコ!!

って思われているのわかっているけど、何度も、何度でもこの話をします

何度も話しているけど、まだ納得しきれていない人が多いのと、

理解するのに努力が必要な人もいるだろう、ということもわかるので

でも

これに納得でき、理解でき、実行に移せたら

高校入試に向けても、その先の人生に向けても、

なんにでも通用する無敵な力が

身につくことは間違いありません

だから、どうか、真剣に、わたしの話を聞き、理解しようと努力してみてください

 

まずみなさんにお聞きしたいのです

 

学校の授業や、宿題や、テストでわからないことがあったら、

わかるようになりたい、わかるようにならなくちゃ、と

その日のうちに(その瞬間から遠ざかる前に)

なにかしらの行動を起こしていますか?

先生に質問に行ってますか?

基本テキスト(春に購入した、教科ごとの参考書)で調べていますか?

Qノート(わからん帳)に記録していますか?

 

どうしても覚えられない漢字や単語や公式を、

覚えようと努力するために行動に移していますか?

一覧にして貼ってみたり、手で隠して覚えられるかチェックしたり、

自分なりの工夫でいいけれど、日常的にそのような行動を

起こしていますか?

 

はっきり言いますが、上記のような「動機」「工夫」「行動」がない人は、

力をつけていくのがとても難しいです

自分ではなんにもしないで、

誰かがなにかしてくれる、言ってくれる、指示してくれるのを

待っているようでは、

入試に対応できる力はつかないのです

(…そして、その先の人生にもね…)

 

しつこいほどこの話をしているけれど、

この間もある学年で、とっても大事なことを話しているのに、

全員が、ただぼーっとわたしの「向こう」を見つめてました

「あー、またなんか言ってる」って

わたしの向こう側を…

誰もメモをとらず、誰も頷かず、首もかしげず、

わたしは、お人形に話している気がしてきました

でも、

きっと、学校でも、家でも、いろいろ言われて、飽きちゃったんだろうな

ってわかるんです

大人の話なんてつまんないんだろうな

って

「これが大事」「これだけはわかって」とわたしがいくら魂を込めて訴えても

みんなの心には響かない

そんなの、何十年もこの仕事をしているから知っているのです

 

そして

本当に行動に移す人は、

誰かになにか言われたからではなく、

自分で気づいたからなんだってことも

 

いま、多くの中学生が「なにかきっかけをちょうだいよ」って

ツバメの子みたいに、

巣の中を出ず、動かないで親鳥を待つみたいに、

自分から動こうとしない

自分の頭で考えて、自分のスケジュールを立てて、自分からのめりこむように

学び取ろうとしない

 

毎日授業を受けているのに、

テスト前になると「最初っから全然わからない」と慌てる

そりゃそうだ

授業を受けた瞬間に

疑問をひとつも持たず、なんの記録もしないんだから

頭の中だけで、一度聞いただけで覚えられるのなら、

誰も苦労しないです

 

で、多くの塾は最初っから全部丁寧に教えなおしてくれるのでしょう

わからないところを探すために、

対策問題を繰り返してそれらを潰していくのでしょう

 

でも、

わたしはしません

そして、定期テストのためにわざわざ対策勉強をすることを

むしろ禁じています

それがなぜなのか、耳タコ話ですが、未だにわかっていない人が

テスト前に「勉強しなきゃ」と慌てている実態を最近また目にしたので、

もう一度、説明したいと思います

 

「テスト前だからテスト勉強をしなきゃ」

そんな考えを持ち続けている以上、入試で成功するためには

苦難の道を選ぶことになるでしょう

はっきり言って、そういう人は、入試で失敗する可能性が高いです

 

「えっ…テスト前って勉強するものでしょう?なんでダメなの?」

それが、みなさん中学生にとっても、みなさんの親御さんにとっても

素朴な疑問でしょうね

学校の先生も、定期テスト前の通信などで

「テスト勉強をしっかりとしなさい」とか書いていますよね

中には「これはテストに出すよ」とか「山を張ってみろ」とか

‘予想問題’を配ったりとか、そんな先生もいらっしゃるようです

学校のテストをおろそかにすると「内申点」が下げられてしまう、という

強迫観念のある人も多いようです

でも、

そんな「内申点」や「学校の先生の指示」を守るために、

テスト直前に予想問題を解いたり、山を張ったりして付け焼き刃の知識で臨み、

まあまあの成績を収めてしまったら、どうなるのでしょうか?

満足のいく成績がとれた場合、ほとんどの人がその部分を省みる必要性を感じず、

「終わった、終わった」とせいせいして気分転換してしまうことでしょう

ミスが少なければQノート(わからん帳)に貼付する問題も少なくて済みます

さて、

そのまま、数ヶ月~1年が経過したとしましょう

もう一度、同じテストを何の準備もせずに解いて、完璧に解けるでしょうか

満点がとれるでしょうか

それはあり得ません

「テストが済んだら忘れる」ということは、笑い話になるくらいよくある話、

ごく当たり前のことと思われています

果たして、それでいいのでしょうか?

そのテストの範囲は、「高校入試」とは無関係なのでしょうか

そんなことはあり得ません

このように、1回のテストごとに対策をして、終わったらさっぱり忘れて、

また次のテストで範囲表をにらみながら対策をたてて…と

続けていった場合、高校入試の「テスト前」にはどんな対策をするつもりですか?

 

公立高校の入試問題の出題範囲は、

小学校・中学校の教科書です

では、

小1~中3までの9年分の全教科の教科書を積み上げて、

入試に向けて「テスト対策」をするのですか?

 

「範囲表」のあるテストを受け続けて3年後には、

「範囲表」のない本番のテストを迎えます

それが、高校入試までの3年間

全員に平等に時間は与えられ、

全員が持っている学校の教科書から問題は作成されます

 

狭い範囲のテストでは、対策や山かけなどで簡単に得点がとれてしまうでしょう

でも、入試にその方法は通用しません

一般的な塾では

定期テスト前に対策授業をしますし、

入試の前には入試対策授業をします

膨大な量の問題を解いて、入試に向けての力をつけようという授業なのですが、

それこそ、膨大な時間と大量のお金がかかります

それでも、

その方法でやりたい人はそういう塾に行けばいい

わたしは、どんぐり学舎は、その方法をとっていない、ただそれだけです

わたしは、

一般的な塾の窓に貼り出され、

折り込み広告で毎週のように入ってくる「名門校合格者数」の後ろ側にある、

膨大な時間とお金をかけても不合格だった子もたくさん知っているので

どうしても同じやりかたはできない、と思っているのです

つまり

膨大な時間とお金をかけて入試対策授業を受けても

絶対に合格できるとは限らないということです

そういう場合、一般的な塾では

不合格は受験生本人の問題として「残念でした」と言うしかないのですが

合格した場合は「塾の実績」として堂々と貼り出すのです

不合格は受験生本人の問題で、

合格は塾の実績となります

だって、同じ「入試対策授業」をして、合格者と、不合格者が出るのですから

不合格者数も貼り出すならともかく、

一般的な塾は次年度の集客のためによい実績だけを公表します

どうしても合格者数を自慢したいのであれば、

合格者の割合を公表したらいいといつも思うのです

受講生の●●パーセントが○○高校に合格しました!

とね

 

ひどいなあ…と胸が痛むのは、

この地域で人気の、とある中学校の受験コースです

1学年、男女各60人ずつの120名が合格できる人数です

でも、

ある塾では定員の何倍もの数の「入試対策コース」受講者を毎年集め、

「輝かしい」入試実績を掲げています

その学校に入学する子の●パーセント(7割だか8割だか)がうちの塾生です!と自慢しています

それは、そうでしょう

いち早く対策コースを設け、そこの中学に行くならあの塾に、と

今では認知されています

そして、人数制限も入試までの厳選もせず、

どどどっと受験させますから、要するに「分母」が大きいのです

同じ「対策コース」の塾生でも、多くの子が不合格になる、

とわかっていて募集しているのです

不合格の場合のケアをどのようにしているのか、わたしは知りません

都会のように、いくつもの中学を併願して、

どれかに合格できるよう頑張ろう、という指導はこの地域ではなされません

そんなに、受験する中学がないのですから

その中学は、例年、定員に対し5~6倍の受験者数です

もしかしたら、その中学の人気、というより、その塾の集客力によって

競争倍率が上がっているのではないかと

わたしは毎年思っているのですが、

まあ、それも、

「塾」を「商売」にしようとすればそのように、

いかにお客さんを集めて、いかにお金を儲けるか、

ということを考えなくてはならないので、

それは悪いことだ、とか、間違っている、と言いたいのではなく、

相手は商売で、それを、顧客である塾生と保護者が、どう活用するか、ということなのです

入試では結果は○か×かしかない、そのためにお金も時間もつぎ込んで、

「賭ける」ということなのです(もし塾を完全に頼るのであれば、です)

それぞれの「塾」が真剣に経営しているのは、間違いないのですが

 

うちでは

日頃のテストから高校入試直前まで、「テスト対策授業」をするつもりはありません

皆さんひとりひとりの「独学支援」という立場ですから、

わたしから積極的に予想問題を解いて解説したりする授業は致しません

そして、

高校に合格しても「これがうちの実績ですよ」と自慢したり、広告に利用したりするつもりも

一切ありません

これまでも、したことがありません

 

中1から中3まで週1日2時間の授業で、

3年間一律の授業料は頂きますが

それはわたしの夜間労働に対する対価でもあって

法外な金額ではないはずです

 

夏期講習や、合宿、直前講座など、次から次へと集金がある塾と比べると

とっても安いはずです

 

それによって

みなさんの親御さんの負担は軽減されます

夜間送迎の回数、授業料の捻出、そして、なによりみなさん自身にとっての

体力的、精神的負担

 

そして、「与えられる授業」を受けないことで育つ力は、

最初に書いたとおり、

入試を終えても、その先の人生にずっと役立つ力となるのです

 

テスト前にテスト勉強をすべきでない理由のひとつがわかりましたか?

付け焼き刃が危険だと言っているのです

自分で予想するならともかく、誰かに予想してもらうなど、もってのほかだと

 

そして、

言っておきますが、「内申点」が影響するのはこの地域だと、

私立推薦入試と

公立前期選抜くらいのものです

それでも、公立前期選抜では、これまで統一でなされてはいなかった「学力検査」を

H29年度入試から国語・数学・英語の3教科で実施することが決まりました

学校の先生は、みなさんを本気にさせようと、

「内申に響くぞ」「成績につけるぞ」と脅しますが、

本当は学校の先生も、みなさんを希望の高校に合格させたい気持ちでいっぱいなのですから、

そんなに意地悪をするはずはありません

もう、毎日不真面目に、なにごとにも怠けていて、

これは、この子を高校生にするわけにはいかないな、

と思われたらそう高校側に伝えるかもしれませんが、

普通に、真面目に日々のことをこなしていれば、行動面での心配はありません

そして、

結局、

試験当日に何点とれたか?ということが何よりも重要な合格ポイントだということです

内申書のために目の前のテストのための対策を付け焼き刃でし続けて、

本番では全く実力がついていなくて点数がとれなかった、となれば、

いくら内申書の内容がよくても、合格はできないのです

だから、

テストの対策はすべきではないのです

 

わかってきましたか?

 

だから、

目の前のテストのために勉強するのではなく、

最初から、入試に向けての勉強をすればいいのです

1年生の最初から、入試の直前まで、すべきことはそれだけです

テスト前に「間に合わない!」と慌てて詰め込むことによる逆効果と、

その行動がいかに日頃の集中力のなさを表してしまっているか

厳しいようですが、肝に銘じてください

 

定期テストや、実力テストは、

その時点での自分の習熟度や実力をあからさまに知るためにあるのです

テスト前に偽物の力をつけて受けてしまったら

入試までになにをすればいいかわからなくなってしまいます

Qノート(わからん帳)が出なければわたしにもわかりません

 

1年生の最初から、学校の授業をしっかりと受けて、ちょっとした疑問もミスもすべて記録、

すぐに質問して解決して、小テストのミスも全て記録

(まあ、それはQノート(わからん帳)の作り方を参照してください)

その状態だけで大きなテストに臨み、その結果で自分の習熟度を知ります

ああ、もっとここを覚える努力が必要だ、もっとここは練習すべきだった、と

自分で自分の弱点を見つけるのです

それをQノート(わからん帳)に収め、またその日からの授業を大切に受けていきます

それだけをくり返し、入試の前までにQノート(わからん帳)の総点検をします

 

それがどんぐり中学部の入試対策です

もう、全員、入試対策を始めているというわけです

 

「テスト前なんだから」と親は言うでしょう

「テスト勉強禁止なんだもん」と言い返していいですよ

ただし、あなた方にとって中学3年間は「ずっとテスト前」だということを

忘れないでください

毎日を、丁寧にしっかりと過ごすことです

うんざりしますか?

できれば楽をしたいですか?

 

人生は正負のバランスをとって成り立っています

楽を選んだ人にはその倍の苦労がのしかかる時を迎えます

やるべきことをやるべき時にやらなかった人には

やるべきことをやるべき時にやってきた人の数倍、数十倍の苦労がのしかかることになります

お金も時間も体力も、数倍、数十倍、溜め込んで使うような事態になるのです

 

えっ

1年から…じゃあ、もう間に合わない…と困っている2年生、3年生、

それでもやるしかないでしょう

今、気づいたなら今からやればいい

今、時間と労力をなにに使うべきか、自分で気づいたのならいくらでも捻出できるはず

いくらでも努力できるはず

1年からこつこつとやってきた状態に乗っかるまで、やるべきことを片っ端からやればいい

何時間かかっても、何十時間かかっても、失ったものを取り返すのだから、

それは、自分のせいなのだから、やるしかないんです

誰かのせいにしている暇は、ないのです

 

そして、そもそも言っておきますが、最初に書いた「動機」に関連することです

みなさん、高校に進学したいですか?

元も子もない質問ですが、ここもとっても重要です

高校は義務教育ではありません

わたしたち親は、みなさんに教育を受けさせる国民の義務を全うすべく、

小学校・中学校にみなさんを通わせています

でも、

高校から先は、みなさん本人の意思ですすむところです

高校に進学したいなら、そのための努力を自分でするしかありません

その前にそもそも、「高校に行かせてください」と親に頼まなくてはなりません

 

18歳で選挙権?飲酒喫煙?

親の庇護のもと、ぬくぬくと「高校生活」を送った「子ども」が

どうしてそんな大人の権利を行使できますか


「高校」とは、自立した人間が自分の人生の選択をするために行く場所です

具体的な目標はまだなくて、漠然としていても、

まだまだ自分を高めたい、社会に出る前にもっと力をつけたい、と

願う人が通う場所です

自分が決めて、通う場所です

そして、そのためにまた、親にお金を払ってもらわなければならないのです

だから、

まずは頼まなくてはなりません

そして希望の高校で学ぶために、自分がすべき努力と工夫は、

自分の頭で考えて実行に移してきます

誰かに方法を教わって、誰かに与えられるのを待っているだけでは、

一生かかっても力は身につかないでしょう

 

最後に

わたしはなんのためにいるのか

本当は必要ない、わたしという存在

でも、

みんなの独学を支援するために、わたしはここで待機しています

みんなが迷ったり、悩んだり、なにをしたらいいかわからなくなってしまった時に

アドバイスできるよう、ここに待機しています

本当はなんにもしないで、ただ質問だけを受けていたい

(それが一番みんなの力がつく)のだけど、

時には刺激を与えます

自分では絶対にしないような、超難問を一緒に解いたりすることもあります

テスト前に絶対にこれだけは理解しておきたい、と自分で努力と工夫をした子からの

重大な疑問に応えるために一生懸命対応します

全教科、どんな質問でも適確な解説ができるように、

日々努力を惜しまず勉強しています

(絶対に、みなさんの誰よりも、いいえ、わたし自身が受験生だった頃よりも

今のほうがたくさん勉強しています(笑))

だから、なんでも聞いてください

どんぐり中学部のざっくりとした予定では、中3の後半は入試問題を解くので、

それまでに教科書を独学で終わりにしなければなりませんから、

ひとり、独学で予習するための補助要員として待機しています

まあ、その前に、わたしが教科書の問題を全解きしたノートのコピーは皆さんに配ってありますね

それから、学校では絶対にやらない方法で、英語の教科書をとっとと全訳してしまいます

それら、おなじみの、いつもの授業の感じです

 

ツバメの子は、巣の中で卵から孵ると、

狭い中ひしめき合ってただひたすら親鳥が餌を運ぶのを待つしかありません

大きな口を開けて競って餌をもらいます

親はかいがいしく一日中狩りをして、雛に餌を与え続けますが

それは、甘やかしているのでも、ただ与えればいいと思っているからでもありません

雛はまだ自力で飛び、自力で餌をとることができないからです

秋には長旅をしなければいけないので、ツバメは同じくらいの大きさの鳥の中では

異例の長さ、3週間ほど巣の中で雛を成長させます

飛べるようになると巣立ちをしますが、

その後も親が餌を与えながら飛翔訓練をします

2週間ほどして、自分で餌をとれるようになると、

親はさっぱりと雛と別れて次の産卵に向かい、

雛は完全に自立をします

そして、

秋になる頃に川原の茂みに大量に集まったつばめたちは、

何千、何万という群れをなして、南の国へ飛んでいきます

もう、その時には、親は親、雛は雛として、それぞれの翼で、

しっかりと目標に向かって飛んでいるのです

春に産まれた、あの赤ちゃんが、もうすぐ海を渡るのですよ

 

追伸

どんぐり学舎中学部じゃないみなさんへ

上記のことは「ひとりで」もできます

わからん帳の提出先を確保してください

一番いいのは学校の先生です

塾になにかしてもらおう、という期待で塾に行っている子で、

理想的な成果を上げている子はいません

塾に行っても行かなくても、自分で自分のことをなんとかしよう、

という子がめきめきと力をつけています

塾のおかげでもないし、ひとりでは太刀打ちできないことでもないのです

みなさんの独学を応援しています