どんぐり学舎

かてごりー:どんぐり・しぜん・すくーる

DSS 谷川岳を見上げる道を歩く

梅雨に入ってすぐ、

突然思い立ってDSSでハイキングへ

DSS=どんぐり・しぜん・すくーる

どんぐり学舎の自然遊び部門です

 

突然だったので、参加者はとってもコンパクト

うん、でも、ちょうどよい!

みんなの顔が見えて、同じペースで歩けました

 

JR高崎駅に集合して、上越線で「土合駅」まで1時間ほど

途中、「水上駅」で乗り換えです

Suicaも便利だけど、券売機で切符を買う経験もさせましょう!…なんて告知に書いておいて、

我が家は子どもたちも小さくないのと、電車旅が少なくないのとで、

Suicaで高崎駅から乗車したら…

なんと、水上より先はSuicaが使えないエリアなのでした!

…そうだそうだ、以前、新幹線の越後湯沢までのことを調べていたら、

越後湯沢でさえ使えないということにびっくりしたことを忘れていました

車内で車掌さんに精算してもらいました

みなさんはお気をつけて

次は切符を買っていこう…

 

電車内では「絵しりとり」をしていきました

往路はほぼ貸し切り車両でしたね

※これは答え合わせ後の絵です

 絵しりとりは教室でも時々しているのですが、何の絵を描いたのか声に出してはいけないルール

 大人も混じったので、画伯だらけの楽しいしりとりでした…(笑)

 

水上駅で乗り換えて、土合駅に到着しました

上越線の土合駅は、「日本一のモグラ駅」と言われています

群馬と新潟の県境の山岳地帯を「新清水トンネル」を通って通過するため、

トンネル内にある地中深い駅なのです

何百段もの階段をのぼって、ようやく改札口までたどりつくのです

子どもたちの後ろに階段が見えますか

何段あるかは、現地で確かめてみてください

ぎょええええ~とのけぞっている大人を置いて、

子どもたちはダッシュで駆け上っていきました

途中でバテているだろうと思ったら、改札口前でにこにこで待っています「遅い~!」

子どもに負けじと追いかけたお父さんもいましたよ

頼もしい!

そうですよ、ここからが山歩きなんですから

エスカレーターを作る予定もあったそうですが、

なになに、この駅は登山者のための駅のようなもの

昔からここで足慣らしをして、登山に向かっていったのです

きっと、これからもエスカレーターは作られないでしょう

ちなみに、土合駅は現在、完全なる無人駅となっています

駅員さんはいないし、改札も切符回収箱が置いてあるだけ

売店はおろか、券売機もありません

昔はもうちょっとひとけがあったような…

観光客も車で立ち寄るような、こんなにおもしろい駅なのに、不思議です

 

さて、土合駅を出たら、少しの間、舗装された国道291号線を歩きます

天気予報は雨でしたが、

まだ大丈夫みたい

しっとりと冷たい空気で、階段をのぼる前は寒いくらいだったけれど、

階段のおかげでほかほかです…

 

少し歩いて、目的のコースに入る少し前、「湯吹きの滝」がみんなを出迎えます

湯桧曽川にかかる土合橋から見下ろすのですが、

写真では伝わらないほど深い…つまり、橋が高いところにあります

子どもたちはぴょん!と欄干にしがみついて下を覗きますが、

それが怖いのなんの…

大人たちは必死でおさえていました

でも、いつまでも眺めていられる絶景

 

先月、「鉄砲水」があったようで、

湯桧曽川の流れは前回プライベートで来た時とは違っていました

最初に渡る橋は水没していて、

欄干の上を歩きます

ここからは、車の進入は禁止されています

橋の上の石の堆積具合からして、この橋が水没したのはもう随分前のようです

 

今回の「一の倉沢岩壁トレッキングコース 新道」は、

「旧道」と違ってずっとこんな風な道です

湯桧曽川に沿った平坦な道ですが、舗装されていないので

時々、こうして湧き水が作った小川が道を横切っています

鉄砲水の恐れがある時は閉鎖される道です

 

大木が真ん中で折れて、道をふさいでいました

「ここが入場ゲートだよ、チケットを出してね」なんて冗談をいいながら、通過

(帰り道では「退場ゲートだね」と子どもたち よく覚えている!)

途中の川に橋がかかっていましたが、岩の上に置いてあるだけ

鎖で固定されていましたが、それは、川が溢れて流れてもどこかへ行ってしまわないように

私が子どもの頃にはこの橋はありませんでした

岩の上をわたったか、靴を脱いで川を歩いたか…

一生分の深呼吸をしたいくらい、新鮮でおいしい空気の降り注ぐ中、

「新道」から「旧道」に向かう連絡道を上ります

平坦な新道ですが、

連絡道はところどころにロープがかけてあるような急な岩場もあります

 

新道の途中に、廃墟が…

ここは、「マチガ沢キャンプ場」跡地です

かつて、私が何度も訪れたキャンプ場です

小学校低学年から、中学生になるまで

体重の半分近い重さのリュックを背負い、

高崎駅から電車に乗り、土合駅の階段も登り、新道を歩き、連絡道を登り、

何度も、何度も訪れた場所です

 

親なしの、子どもと若者ばかりの大所帯でしたが、

今ではテントサイトも少し残っているだけ

おそらく、斜面が崩れて、当時ほどの広さを維持していません

それでも、久々にここを訪れた時には、何とも言えない感情がわき起こりました

設備の整っていない、自然に近いキャンプ場

3泊4日、もちろんお風呂にも入らないし、シャワーなんかあるわけないし、

食事も全部、自分たちで作るので、保存状態も毎年失敗して勉強…

腐りかけても食べるしかない…翌年までそれをしっかり覚えておいて、年々改善していきました

キャンプとはこういうもの。

幼かった私は、中堅のリーダーになるまで参加し続け、

言葉にできない様々なことをこのキャンプで学びました

親子でキャンプしたのでは絶対に味わえない、危険もたくさん

そして、「当日いきなり参加」ではなく、

何ヶ月も前から子どもたち主体で勉強と準備と練習をする、

それをうまく導く若者たちがいる、素晴らしい組織に属していたのでした

廃墟となると、

とたんになんとなく恐怖の館みたいになってしまったトイレ棟や炊事場の跡地ですが、

なんとかあのような経験を、この子たちにもさせられないものかと考えながら通過

そうそう、蜘蛛やナメクジ、毛虫もやたら巨大でね…

どん!

いやー、

慣れですよ、慣れ

アリも大きくてね、噛まれると痛いし、

テントに蚊が入って翌朝出てきたら「だ、誰?」みたいに顔が腫れている子とかいましたけど、

体なんか虫の何百倍も大きくて、手足も頭脳も自由自在な人間のくせに、

こんな生き物にビビるんですから、自分たちの弱さも思い知るわけです

教室に舞い込んだ無害で小さな蛾やユスリカにビビっているようでは、

いかんよ…と毎晩思うわけです

 

ここで勘違いポイントを説明すると、

「新道」といっても、昔からあるコースであり、

「旧道」というのは、国道291号線のことを指すわけです

だから、

「新道」が無舗装で「旧道」がアスファルトで舗装された自動車道(現在は通年マイカー規制)

なのです

「旧道」には谷川岳ロープウェイの駅もあるし、

山岳指導センターなど、本格的な登山をする方が登山計画書を提出する場所などもあります

「新道」はそこまで行かずに、土合駅からすぐのところを入っていきます

舗装された道路の「旧道」はトレッキングコースとしては「新道」より人気で、

車椅子の方や、ベビーカーとでも一緒に歩くことができるし、普段着でも大丈夫です

「新道」も別に、普段着でも大丈夫ですが、舗装されていないのと、木々の間を抜ける道なので、

夏でも長ズボンの方がいいと思います

帽子や長袖もね

 

さて、連絡道斜面の途中にあるキャンプ場跡地を通り抜けると、「旧道」に合流します

連絡道はもう少し先にもあるので、次回はそこまで歩く予定です

今回は短いコースを選択しました

舗装された旧道を歩いていくと、目的地の一の倉沢に到着です

雪渓が見えますか?

あー、これから子どもたちと行こうと思っている人はこの写真は見せないでくださいね~

次回参加予定の方もそうしてください

大人でも、初めて目にした方は「…えっ…???」と目を疑うような光景です

 

しかも、雪渓に乗れます(笑)

何メートルあるか?という塊ですが、

雪は雪なので、上に乗る際は自己責任でお願いします

割れ目から雪渓の下に落ちてしまう事故もあるようです…

雪渓の上部では、スキーをする人もいるんです!!

その下を、もちろん、川が流れているのですが…その水ったら…

つつつ、つめたーーーーい!!!

そうなんです

透き通った、とっても美しいせせらぎですが、

この水が合流する湯桧曽川なんか真夏だって氷水みたいで泳ぐことはもちろん、

足をつけておくのも困難です

魚も…見あたりません

冷たすぎるからなのかなあ…

 

「旧道」では500円のガイド料を払うと乗せてもらえる電気自動車が往復しています

足の不自由な方や、ご年配の方でも、その車に乗れば一の倉沢まで来られますよ

 

ガイドさんがちょうど電気自動車でやってきて、

集合写真を撮ってくれました

天気がいいと、上の尾根から続く雪渓が見られますが、

雲が下りてきていて残念!

本格的な谷川登山というのは、この雪渓のはるか上部の、

尾根を歩くコースです

そして、岩壁で有名な一の倉沢は、昔からロッククライミングの人気スポットのようです

 

小雨が降ってきました

そして、寒い~!!冷気が襲ってきました

持ってきたお弁当を急いで食べて、下山です!

 

帰りも「新道」がいい!と子どもたちが決めて、舗装されていない新道を下りました

木々が茂っていて、雨は気になりませんでした

 

要注意は、土合駅からの列車の本数の少なさ…

数時間に一本しかありません

暑かったら、涼しい一の倉沢でもっと遊ぶ予定だったので、

早々に下山してしまった今回は土合駅でだいぶ時間を潰さなくてはならなくなりました

 

でも、子どもたちは楽しそうに集団遊びをして過ごしていましたよ

 

モグラ駅ですが、上りホームは地上にあります

これもトリビア(笑)

みんな「あの階段を下りるのか~」と覚悟していたようですが、

拍子抜けしたようです

 

次回は、真夏に企画します

できればものすごーーく暑くなりそうな日に!

雪渓がどこまで残っているか、確かめに行きましょう!

 

ぷろふぃーる
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