どんぐり学舎

かてごりー:どんぐり・しぜん・すくーる

スキースクール2018!

先週土曜日に、無事に行ってきました!

結論から言いましょう!全員無事に!!帰還しました!!(涙!!)

 

…と、いいますのも…

前代未聞の、様々な人為的ミスが…このDSS(どんぐり・しぜん・すくーる)において、

生じたのであります

ミスの筆頭は私で、今、思い出しても身の毛もよだちます

最後にコーチのA先生が

「スキーは、危険で、怖いスポーツでもあります。

楽しい、楽なことばかりではありません。

それがスキーの素晴らしさなのです。」と話した時、

私は泣きそうになってしまいました

 

そもそも、例年DSSを開催しているここ、軽井沢スノーパークで、

「吹雪」にあったのは初めてでした

数え切れないほど来たことがあるのに、雪にさえ降られたことはありませんでした

晴天率90%以上、という、そんな立地(つまり、人工降雪機が大活躍するの)です

 

午前中はこんな感じでスタートしました

G先生率いるガールズチーム

おお!日差しがまぶしい!

H先生率いるエキスパートチーム

早速リフトに向かうようですね

A先生率いるボーイズチーム

全員、このDSSで初級者から始まって、もうどんどん滑れるようになりました

70歳の現役スキー教師

私の母のN先生率いるアダルトチーム♪

今年はお父さん1名、お母さん2名

そして私が担当するのは、ほぼ全員が「生まれて始めてのスキー!」というビギナーチーム

まずは靴を履くところから…そして、板を片方だけつけてお散歩して…

それから両足につけて歩き…

毎年、私が担当することにしているビギナーズです

今年は6人!?

私一人ではちょっと困難なので、午前中だけ夫がサポート

 

今年は、スキー場の計らいでこんな素晴らしい荷物置き場を確保していただきました!

DSSの小さな仲間「サロモ」くんも連れてきました

川遊びの時にみんなで手型を押したDSSの旗が目印です

 

さて、午前中2時間のレッスンを終え、昼休みになった頃にはどかどかと雪が降ってきていました

私は、この道具置き場に揃えて置いてあったみんなの靴を雪が入らないように裏返し、

サロモを車に連れて帰りました

むき出しだった地面がすでに真っ白になっていました

 

そして、午後レッスンの時にはこんな状態…

かなり大粒の雪が、

時には横殴りに…結構な勢いで降ってきました

スキー場の天気予報は晴れだったようですが、

山の天気とはこんなものです

そして、このスキー場が人工降雪機を活用できる要因のひとつは「気温が低いこと」

そう、この降りしきる雪の中、気温がぐんぐん下がっていくのが体感できました

でも、実はゲレンデのコンディションというのは、

雪が降っている時が最高に良いのです!

もちろん、降ったすぐ後に晴れたらその日もよいのですが、

晴れて気温が上がれば雪の状態はすぐに変わってしまいます

降りたての新雪がゲレンデを覆い始め、確実に雪質がよくなってきました

 

昼休みにはめいめい、家族や友達と食事を済ませ、

子どもたちの多くは早々にゲレンデに戻っていきました

大きなタイヤに乗って斜面を滑り降りる「チュービング」もこのスキー場の名物です

スキーをつけて、「自主練習」に行った子たちもいたようです

 

午後レッスンの始まりに、私は自分のチームの子に言いました

吹雪で、顔に雪がはりつき、首の周りの襟にも雪が凍り付いています

「実はですね、私たちのチームにとって、この天気は最高なのです!」

「なんで!?」

「あのですね、スキーの板をぎゅぎゅってしてみてください」

「ぎゅぎゅ」

「ブレーキをかけるのも午前中より簡単になったし、転んでもふかふかで、痛くありません」

「ほんとだあ!!」

…そんなわけで、吹雪の中、子どもたちのテンションは高いまま、午後レッスンを始めました

大人がネガティブになってはいけません

どんな状況でも楽しむ

これは、わたし自身も、子どもたちから教わったことでもあります

 

そんな中、ちゃんとブレーキをかけて止まれるようになった子どもたちが、

初級者の練習用バーンに飽きてきたのがわかりました

一番短いリフトならば、午後には乗せてあげられるなあ~といつも思っていますが、

年によってはリフトではなくスノーエスカレーターの敷設してあるバーンのみで

リフトまではいけないこともあります

今年の班は、6人とも、なんとかなるかもしれない、というレベルまで達したので、

いよいよリフトに乗ることにしたのです

 

ところが、悪天候の中、私は、大間違いをして、

長いリフトに子どもたちを乗せてしまいました

よく、「勘違いする」と言われている間違いやすい敷設ではあるのですが、

まさかレッスン中に自分がこんなミスをするなんて…

降りるはずの場所を通過してしまい、

リフトに生まれて初めて乗ったビギナーズたちは大騒ぎ

「せんせいーーー!!どんどん高くなるーー!!」

「どうするのーー!!」

「だいじょうぶなのーーー!!」

雪山に子どもたちの声が響きます

さすがに、血の気が引きました

…まあ、でも、不可能な斜面ではないのです

他のチームはどんどん乗っているリフト、どんどん滑っている斜面です

でも、

さすがにビギナーズたちには厳しすぎます

乗る前に教えた通りにリフトを降りることもできず、

全員が転倒しながらなんとかリフトを降りたものの、

目の前は猛吹雪と(ビギナーズにとっては)急斜面

しばらく粘ってみましたが、子どもたちの気力はすっかり萎えてしまい、

「いけるよ!だいじょうぶだよ!!」と張り切って言ってくれた子もいたのですが、

私ひとりで6人の世話をしながらおりていくのは危険だと判断しました

私は長いスキー人生、生まれてはじめてリフト小屋の戸をトントン、と叩き、

頭を下げて、

「乗るリフトを間違えてしまって、滑って降りられないので下りのリフトに乗せてください」と

係員の方にお願いをしました

係員の方は山麓の方と連絡をとってくださり、

私たち全員をひとりひとり下りのリフトに乗せてくださいました

スノーボードで見守ってくれていたお父さん二人に無理を言って、

「下でサポートしてください!!」ってお願いしてしまいました

山麓でも係員の方にサポートしていただき、無事に全員が降りられて、

今度は間違いなく短いリフトに乗せることができました

先に斜面を下りて待機してくださったお父さんお二人にも感謝です

どんなに心強かったか…無理を言ってすみませんでした

 

本当は、下りのリフトに人は乗れません

どうかビギナーのみなさんは、リフトに乗る前に確認をしてください

これが人為的ミス、第1位でした…

 

乗り直したリフトでは、長いリフト待ちの行列の中、私はもう一度、

リフトの乗り方と、降り方を説明しました

子どもたちはうんうん、と聞いていて、

最初に私と、園児年中さんのWちゃんとで乗って、上で待機しました

リフトを降りるのは2回目となる子どもたち

今度は全員が、転ばずに降りられました

 

午後のレッスンが終わる頃には、吹雪ではなく、

ぱらぱらと降っているくらいの状態にはなりましたが、

巡回スタッフの夫からの報告で、ボーイズ、ガールズチームともに

悪天候と急斜面に苦戦している、との報告をうけました

あとで「コースの選択ミスをした」というコーチからの報告もありました

とにかく、悪天候に右往左往してしまったのです

 

たぶん、

晴れていたら私のチームもあのゲレンデを下りられたし、

晴れていたら他のチームが挑んだ急斜面もたいした難度ではなかったはずでした

 

これが自然の怖さ、

人間の気力を奪うのです

寒さと、冷たさで、楽しい気持ちもやられてしまいます

 

午後の集合時間を過ぎても、なかなか下りてこない苦戦していた子たちとコーチ

私はじっと、ゲレンデの下で待っていました

最後のひとりの姿が見えた時、泣きそうになりました

 

そんなわけで、全員無事に、無傷で、閉校式を済ませることができました

「受講証明書」を授与しています

わたし…まるで雪だるまのよう…

 

今回、初めて塾生以外の方々の参加がありました

「お友だちで行きたい方がいたら誘っていいですよ~」と呼びかけていたのです

小さなお子さんと、そり遊びなどを楽しんでくれた親子さんもいたし、

私の班にビギナーとして参加してくれた子もいました

 

コーチは全員、私の家族と、昔からの友人で、

ボランティアとして1日、働いてくれています

人件費を上乗せしない分、参加費はスキースクールとしては破格です

普通に、スキースクールに入れると、

実はものすごくお金がかかります

リフト券やレンタルについては、スキー場の管理者の方が、

細やかに、丁寧にサポートしてくださり、

団体として割引もしてくださっています

みんなの協力で、運営できているスキースクールなのです

 

私は、このどんぐり・しぜん・すくーるのスキースクールを通して、

参加してくださる方と、送迎やサポートなどでゲレンデ外で待ってくださる御家族の方にも、

たくさんのことを見て、感じて、考えてほしい、と思って始めました

ただ、スキーの技術を教えるだけではなく、

自然遊びの楽しさや厳しさ、家族ではなく団体でできること、団体で楽しむこと

特に、

今回のように、コンディションがよくない状態での自然遊びでは、

子どもたちは、命がけで立ち向かうこともあるのです

 

コーチたちは私が信頼する方々ばかりなので、

それぞれのチームで様々な経験ができたと思います

 

私が毎年担当するビギナーズには、毎年葛藤が伴います

スキーは、基本がきちんとできていないと危険なスポーツです

自分が暴走して怪我をするだけではなく、他人を巻き込む恐れもあるのです

わたし自身は、初めてスキーを履いた記憶などないくらい幼い頃から

スキーをしていたけれど、少なくとも初日からリフトに乗るなんてことはできなかったし、

本格的にスクールに所属した時は、

ゲレンデに並び、上から1人ずつ滑り、技術によって班分けをされ、

それから3日間そのチームでレッスンを受ける、というシビアなものでした

一緒に参加した友達とも別れ別れになるし、

一緒に過ごせるのはランチタイムと宿泊所くらいでしたが、

朝はできるだけ早くゲレンデに行き、レッスン前にできるだけたくさん滑ったし、

レッスン後はコーチが帰ってしまっても、他の班の友達と合流してギリギリまで滑り続けたし、

夕食のあとナイターに出かけてまでも滑ったものでした

それでも、ゲレンデでのマナーや、技術面で驕ることのないように、

という厳しい指導に導かれて育ちました

 

母スキーヤーになってからはわが子に技術的な指導はほとんどしませんが、

赤ん坊の頃はおぶって滑り、歩けるようになると板を履かせて、

ただひたすら、一緒に楽しく滑りました

もちろん、マナーや、ルールはしっかりと教えてきました

今は、私が本気で滑る後ろを、間をあけずについて滑るのみ

もう、本気で滑っても、追いつかれる勢いです

そろそろ追い越されることでしょう

 

あらためて、ビギナーズを教えていて生じる疑問を、家族で議論する日もあります

斜面に立つ、ということだけでも、色々な考えが浮かびます

私たちは、数え切れないほどの経験で、雪の斜面に立つことが自然にでき、

立っているだけで、どちらに傾いている斜面なのか体感でわかり、

雪質や斜度によって滑り方を変えることができます

もう、理屈ではなく、感覚の世界です

きっと、ただただ、経験することが大事なのだと思います

本来ならまだまだ基礎をしっかりと練習しないといけない状態でリフトに乗り、

ダイジェストのような1日を過ごし、

次は御家族でのスキーを楽しむことになるかと思います

どうか無理をせず、基本に忠実に、そして、周囲への配慮を忘れないよう、

事故のないように楽しんでくださいね

もちろん、年に一度のDSSだけをスキーの日として楽しみにしてくれている子もいます

また来年も楽しもうね!

 

DSSはいっぷう変わったスキースクールです

スキーを通じて、伝えたいことは、

どんな状況でも自分の体をコントロールすることができるように、という基本的なことと、

自然の素晴らしさと恐ろしさ、

そして、多くの人が応援してくれて、成り立っている行事であるということです

送迎・待機の保護者の方含め、

総勢50名の参加

ご協力くださった皆様、本当にありがとうございました

ご迷惑をおかけしてしまった方々、本当に申し訳ありませんでした

 

また来年も開催できますように

どうかこりずにまた、ご協力をお願い申し上げます

ゼッケンとサロモ乾燥中…家に帰ってもまだ凍って、雪まみれでした

…ほっと一息…する間もなく新年度の準備へ

ぷろふぃーる
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