どんぐり学舎

かてごりー:子どもとのくらしの中で

ピアノの場所 子どもの生活動線

わたしのむすめたちの習い事はピアノだけです

長女が小学校1年生でピアノを習い始めた時は

自分で習いたいと言い出したのに全く練習もせず

先生にも「毎日少しでいいから」と言われ

それでも練習せず…

わたしもあの手この手でなんとか「毎日」ピアノを弾きたくなるように…と

工夫して、

イラスト入りのかわいいカレンダーを作って

練習した日はシールを貼るとかスタンプを押すとか

できるだけ気軽に楽しく…負担になって嫌にならないように

…と考えたつもりだったのですが

全く効果はなく…

数年を経て…

ふとしたきっかけでピアノの位置を移動して

思い切って1階のリビングに(それまでは2階の子ども部屋にあったのです)置いてみると…

毎日どころか毎朝、毎晩、たった5分の間、暇さえあればピアノを弾いている

という現在の長女です

ピアノの先生もその変化に気づき、ピアノの場所でも変えたの?とまで言われ…

さすがプロですね

 

よく、主婦の生活動線、という言葉を聞きます

最近の住宅の設計では家族の生活動線を考慮するのは当たり前のようで、

キッチンからお風呂場、洗濯場…とスルー

家事を担う人の動きに沿った設計が

新しい住宅には多いですね

 

結局、子どもにも生活動線というのがあって、

目につくところになにがあるか、家の中のどこにあることが一番いいのか、

実はもっと考えてあげなければならなかったのかな、と反省したピアノの一件でした

 

そして、もっとびっくりしたのが先日長女とこの話をしていて

「前は練習しなかったよね 

 お母さん、カレンダーとかカードとかかわいいのいっぱい作ったのに」

ぼやくと

「うん、だから余計にしなかったんだと思う」

つぶやく長女

 

がーーーん

 

そして時々読み返すバイブルの一冊であるこの本

 

お母さんは勉強を教えないで―子どもの学習にいちばん大切なこと お母さんは勉強を教えないで―子どもの学習にいちばん大切なこと
見尾 三保子

草思社 2002-10
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にあったエピソードを思い出しました

 

子どもが本好きになる第一の条件は、親が本を押しつけないこと。

立派な児童文学全集を買い与えるのは

最も愚かなことである(子どもに読みたいという欲求があればプラスになる場合もある)。

私は何十年も前、長女が小学生のときの誕生日プレゼントに、日本と世界の名著を児童向けにした

文庫本の全集を買った。成人してから彼女は、

「そのときから何年かのあいだ、本が嫌いだった」

と言った。

次女は中学で夏休み前に課題図書として、

古今の名著の題名が三十ばかり並べられたプリントを配られ、

ひとつを選んで感想文を書く宿題を出された。後に彼女は、

「そのときから、しばらく本が読めなくなった」

と言った。

 

見尾三保子先生は神奈川県でミオ塾という素晴らしい学習塾を主宰されている塾の先生です

この本も何度も、何度も読みましたが、珍しい、見尾先生の「失敗」エピソードは印象的でした

よかれと思ってピアノの練習に関して試行錯誤していたあの頃の自分と

実はそれがいやだった長女

結局「やらせよう」としていたわたしの下心は、子どもには逆効果だったわけです

 

ピアノでの気づきを経て、やはり子どもたちの生活動線には常にアンテナをはっている私ですが

でも…片付けない…すんなり取り組めない…時間感覚がゆるい…等々

我が子の生活で気になる点はまだまだたくさんあり

これもまた、黄金のアイディアで一挙解決にいたるものなのかしら

毎日実は頭を抱えて考えているのでした

ぷろふぃーる
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