どんぐり学舎

かてごりー:日々思うこと

心優しく、さらに、頭のいい子に育てたいなら

子どもが

ちゃんとすること、上手にできることに重きをおかないでください

うまくできないこと、失敗することも

日常

普通のこと

と呼吸をするようにさらりと流して

だから優劣のはっきりする習い事やスポーツに

早くから所属させるのはやめましょう

遊びの一環だから、というチームの方針に甘えているかもしれませんが

大人はもう、「上手いか下手か」「センスがあるかないか」という目で

見ています

子どもはそれを、感じます

 

子どもの

好奇心の芽を摘まないでください

小石や木の実をポケットに入れたがるのを

嫌がらないでください

拾ってどうするの、と思っても、

散歩する時はバッグにビニール袋をしのばせていってください

いつまで見てるの

と思っても

怒らないでください

急いでいるなら大人なんだから、

知恵を使って、子どもの気持ちを楽しく切り替える演出を

 

没頭しすぎる環境を

与えないでください

テレビやゲームやパソコンはもちろんのこと

読書だってブロック遊びだって同じです

他のことをやりたくないくらいいつまでも夢中になるのは

子どものうちはあまりよくありません

それらのなによりも、外へ出て自由に遊びたがるのが本来の子どもです

いくらよいおもちゃを揃えても、

いくら環境設定が完璧でも、

室内に自然はありません

自然の中で遊ぶ時間は

子どもの心と体をわたしたち親にはとてもしてやれないくらい

高く、広く、豊かに成長させてくれます

親が子を育てる、なんて、傲慢な考えです

子どもは親よりずっと高く、どこまでも伸びる可能性を持っています

親が自分のDNAや育った環境を理屈っぽく語って

子どもの将来を狭めるのは危険です

自分より賢く、優しく、素晴らしい人間に育てたいなら、

自然の中へ

 

優しく、あたたかい言葉を常用して、

それらの言葉を受け入れる大きな心を育んでください

言葉は一方通行ではなく、

受け止め、返してくれる相手がいるという喜びを

幼いうちからたくさんたくさん浴びせましょう

 

 

小さい頃はこれらのことを

強く意識して、大切に、大切に育ててきましたよね

小学生になると、宿題だの、テストだの、集団行動だの、

早ければ幼稚園や保育園時代から、

「できる、できない」「上手い、下手」「揃ってる、乱れてる」と

常に評価されはじめます

長年子どもを見ていると、

先生や、親に、表面的にはしっかりとしつけられているけれど、

本当は自分のやりたいようにやりたいことをやりきれていない子

というのは心も、体も、頭脳も、貧弱な子が多いです

 

世の中にはいろんな理論があって、

「子どもをこう育てるにはこうした方がいいですよ!」と

偉い先生方がいろんな本を出したり、

子どもを全員高学歴に育てた親御さんが体験記を出したり、

全部読んだらきっと

みなさん迷って、困ってしまうんだろうな~と思うような

そんな情報に溢れていますが、

結局、

もっとも大切な「心がいつ、どういう風に育つのか」ということを

本格的に語っている情報は少なくて

それはなぜか、って、

心の成長って数値で計りづらいし、

学校の道徳の指導要領みたいに、

悲しいと思うべきところで悲しいと思っているかどうか、とかいう

へんてこりんな判断しか基準はないわけで

でも

本当はわかるでしょう?

子どもの、心が育っているかどうか、大人なんだから、じっくり見れば、わかりますよね

 

最近、大学生になっても、

友達の作り方がわからず、

大学の先生がまずその辺りのサポートからしなければいけない、だとか

社会人になって、お客さんや上司と接する時も、

自然と出てくるような言葉が出てこず、大目玉を食らうんだけど、

よくよく聞いてみたら、そんな言葉がその人の辞書になかったりだとか

「子ども」が、いい年齢になってから、全く育つべき部分が育ってないではないの!という

話をよく耳にします

 

いい高校に入ったら、それでいいのか

いい大学を出て、いい企業に就職したら、親の鼻が高いから、

それで一族全員がいい気分で一生暮らせるから、

それで一家は安泰なのか

 

もしそんな優秀なわが子が、

陰で友達を傷つけたり、嘘をついたり、恋人にひどいことをしているような人間だったら

そんなはずはない、とそれでもわが子を正当化し、

いつまでも矢面に立ってあげるのでしょうか

 

この季節になるといつも思うのです

受験は自分との戦いであり、

親の戦いではありません

自分で戦わせなければ、絶対に強くも賢くもなれません

入試は点数です

結果はふたつにひとつで、

誰のせいでもない、自分の成果です

不合格だから人生終わりでもないし、

合格だから人生勝ち組という保証でもありません

そんな関門を、くぐり抜けるための最後の期間を受験生は過ごしています

ふたつにひとつのどちらの結果が出ても、

自力で乗り越える努力を厭わなかった子は必ず成長を遂げるのです

正々堂々と、自分自身の強さ・弱さに向き合う初めての経験です

 

わが子の受験期に思いを馳せるなら

少しでもわが子の「関門突破」に加勢してやりたいなら…

その準備は実は赤ちゃんの頃からもう始まっています

この時期に強く生き抜けるかどうかは、

幼少期からの親の育て方にかかっているのは事実です

だから

最初に書いたようなことを意識して子どもと過ごしてください

 

こういうことを書かないと真剣に考えてくれないだろうから書きますが、

「頭のいい子に育てたい」なら、そうしてください

 

何にでも好奇心旺盛で、

失敗しても自分でチャレンジしてみる工夫と勇気を兼ね備え、

精神的に安定していて親の愛を信じていて、

体を動かすこと、頭を使うことが大好きな子に

 

そうしたら、自然と、頭脳は明晰に、かつ、正直で、素直で、優しい子になります

 

逆に、

なんに対しても好奇心がなくて、

失敗を恐れるあまりなんにも挑戦したがらず、

自分で考えるより指示されるのを待ち、

指示に従って動くだけだからなにかと人に責任を押しつけ、

体を動かすこと、外で遊ぶのを嫌がり、

生活に支障が出るほど「なにか」に没頭しがちで

親や友達に平気で嘘をつく

そんなところが少しでも当てはまったら、

子ども本来のよさを抑えつけるような

そんな教育をしてきてしまった表れだということを

自覚してください

いくらテストの点数がよくても、

そのまま大人になったら危険です

(自覚したら子どもに謝罪して、やり直せば大丈夫です。

 本気でやり直せば大丈夫なのです)

 

心が育っていない、ということほど、

生きていく上で不安定なことはありません

あとで身につけようとしても身につけられない「生きるための方法」を、

体感して、体得していない子どもがどんどん増えていて、

これから大きな社会問題となることは想像がつきます

 

お教室に入れて、その場しのぎの技を身につけさせ、しつけを整えたとしても、

果たして中身が伴っているかどうか

中身はお教室で先生にこしらえてもらうのでしょうか

様々なスキルを身につけたとして、

果たして使いこなす本物の能力はどこで覚えるのでしょうか

その場その場での満足で、なにか勘違いしてはいませんか

「足りてない」と思うからまた新たなお教室に…

そうやって、つぎはぎつぎはぎ、ごまかしごまかし、

本当に大切にしなければならない部分をますます見えなくしたり、

お金や時間を無駄に遣いすぎてしまったりしていませんか

 

子どもは、ただただ、愛する人のために愛する人を幸せにするために

産まれてきました

わたしたちは、そんなわが子をただただ、心から愛すればいいのです

もともと、人間だった

ちゃんと、人間だったわが子を、

そのまんま、人間として大切に成長させるだけです

 

高性能なサイボーグでもなく、

反復上手のオウムさんでもなく、

とうとう囲碁でも人間に勝利したAIなんか

それでもとても及ばないくらいの賢さを

本来持っている人間の子どもを人間の子どもとして。

 

絶対に、そこは忘れないでください

ぷろふぃーる
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