どんぐり学舎

かてごりー:小学生のこと

宿題チェック係は人権侵害・いじめの元

新学期が始まりました

私の場合、

食育上「冷たい牛乳」を常飲させないのと、

(お粗末な)宿題をさせないのと、

この2点でわが子の担任の先生には連絡しておかなければならないので

始業式翌日に手紙を書いて持たせます

その他、「児童調査票」など、学校に毎年提出する書類にも

要望欄があるので、何度も、何度でも書いています

長女(現在中3)の時からずっとそうしていますが、

担任の先生や学校とトラブルになったことは一度もありません

心をこめて伝えているのと、

学校の授業を素直に受けてほしい、という気持ちを込めているのと、

できる限りの保護者の活動に参加しているからかもしれません

PTA行事

清掃ボランティア

役員活動

などなど

今朝も「扇風機清掃のボランティア募集」に名前を書いて持たせました

 

さて、みなさんのご家庭ではどんなアプローチをしているのでしょうか

お子さんから、また、保護者の方から直接、少しずつ状況の報告が入ってきています

 

現時点で大いに気になっているのは「宿題チェック係」の常設化です

みなさんのお子さんのクラスには「宿題チェック係」はありますか?

お子さんは係や委員会決めの真っ最中ですから、

話題には上がっているのではないでしょうか

 

最初に「宿題チェック係」なる存在を知った時には、

先生の怠慢もここまで来たか

と、言葉は悪いけれどその言葉しか当てはまる言葉が思い浮かばないほど

憤りを感じました

 

漢字練習・計算ドリル・音読のお粗末三点セットの宿題を闇雲に毎日課すだけでなく、

そのチェックを子どもにさせる、ということです

手法は様々ですが、多くはチェック係が提出されているかどうかを名簿にチェックして、

忘れた子の名前を係か先生が黒板に書いて全員に示す、というのが多いようです

先生はその後、休み時間などに内容をチェックして、

マルをつけたり、スタンプを押したりしますが、

試しに(宿題マシーンが)とんちんかんな解答を書いたり、間違った漢字を練習したりしても

ハナマルをつけてくる先生はこれまで何人もいました

いじわるな実験で申し訳ないけれど、

いったい、そういう先生は子どもたちの放課後をどのように考えているのか、

ご自分で教えたことの確認、児童の習熟度の確認、次の授業へつなげるために

全く内容を気にする必要がないのか?

呆れるしかありませんでした

 

私が最初に勤務した進学塾では、マニュアルで統一された大量の宿題が出されていました

そもそも「進学塾」ですから、家庭の学習時間も管理してどうにかして成績を上げる、という

目的のもと、かなり厳しい授業と宿題で実績を上げていた塾でした

それでも授業後は、デスクに向かう講師の頭よりも高く積み上げられた宿題ノートを

1冊1冊チェックするのが日課でした

日付が変わるまでノートのチェックと生徒の状態を話し合うのは当たり前でした

宿題ノートを開くと、

どんな字で書いているか、どの問題で躓いているか、細かく見て、コメントを書きました

どうしたの?なにかあった?

すごいね!

他に、「どんな些細な質問でも宿題ノートに何でも書いていいよ」と私は言っていたので、

日常の些細な疑問が書いてあったり、

「先生、カレシいるんですか?」なんて書いてあったりすることもありました

イラストを描いたり、カラフルに書いたり、宿題ノートチェックは大変な仕事でしたが

家庭での生徒達を見ることができる大切なものでした

 

新人の頃、丁寧に書かれた単語練習に大きなマルをつけていたら先輩講師に、

ちょんちょん、とペンで1箇所を指摘されました

よくみると、スペルが間違っていました

同じく新人の頃、小学生の漢字練習ノートに大きなマルをつけていたら上司に、

「よく調べて」と注意され、「突き出てはいけない」箇所を「突き出ている」漢字の箇所を

指摘されました

以来、大きなマルはつけずに、漢字も単語もひとつずつ慎重にチェックするようにしました

今思うと、宿題の善し悪しはともかく、進学塾の講師のプロ意識を感じます

生徒達のどんな些細な変化も見逃さず、全員で共有するチームワークもありました

 

それが…宿題チェック係とは…

いったい、そんな係を作る先生は宿題を何だと思っているのでしょうか

今後は、「宿題チェック係」を設定する先生かどうかで資質が確認できそうです

 

その他にも、小学校に関して(中学校でも多々ありますけれど)、

「ここが変だよ」と思えるところはたくさんあり、

それを大人の話題にすると「え、なんで?」と驚かれることが多いです

特に、今、直接小学生と関わりがない祖父母世代の方、お子さんが就学前の親御さんなど、

「え、なんで?」と驚かれます

 

もちろん学校によって違いますが、

多くの小学生が「当たり前」だと思って特に不満にも思っていないことも含め、

わたしが経験した「ここが変だよ」と思うこと数点、挙げてみると…

 

・宿題チェック係

・宿題提出・忘れ物の五人組制度(忘れた人がいる班全員にペナルティ)

・無言給食(給食の時間に話してはいけない)

・無言清掃(清掃の時間に話してはいけない)

・自分のクラス以外の教室に出入りしてはいけない(これは中学も普通らしい)

・放課後、校庭に遊びに入ってはいけない

・給食の三角食べ(ぜひみなさんも、今日のランチ定食でお試しを。

            全て同時に食べ終わらないとダメです。

            あ、もちろん合間に牛乳も飲まなきゃだめです。)

・忘れ物を他のクラスの子に借りに行ってはいけない

・体育館、校庭、特別教室への移動は教室前の廊下から隊列を組んでから

・職員室へ入ってはいけない(入り口で先生を呼んでもらう)

・低学年での図画は「目」「鼻」「口」の決まった画法で順番通り揃って描く

 だから、貼り出された絵はみな同じ

……

※上記の中で実際にわが子のクラスで行われていた事に関しては、

担任の先生に直談判して廃止してもらったことも数点あります

しかし、多くの保護者が気づいてない(子どもが話さない・不満にすら思わない)

おかしいと思っていても、井戸端会議で愚痴っているだけで決して学校には訴えない

そんな現状です

 

ある塾生が言いました

「先生、宿題をやらないって許可をもらってもさ、他の子になんて言えばいいんだろ」

ん?宿題をやらないってこと、どうして他の子にばれるの?

「だって、チェック係が黒板に書くから」

そうか、チェック係が書くんだね

でも、書かれても先生はわかっているんだから、気にしなければいいんじゃない?

自分と先生はわかってるんだもーん、って気にしなければさ

「でも、なんでお前いつもやってこないんだ、とか言うヤツがいて…」

そうか、そういう子がいるんだね

宿題チェック係ってそもそもなんなんだろうね

 

宿題忘れとして黒板に名前を書かれると、

それを目にしたクラスメイトの中には、「またあの子やってきてない」と気づいて、

それをネタにわざわざ何か言ってくる、というケースも少なくありません

 

宿題忘れの子どもの名前を黒板に書くメリットは?

 

先生が、どうしても自分の課した宿題を全員にやらせたいのなら、

提出していない子を調べて、個人的に呼んで話せばいいではないですか

なぜ宿題をやらないの?

なぜ提出しないの?と

そして、そこまでチェックさせるなら絶対に、ひとりひとりのノートを隅々まで丁寧に見て、

漢字を間違って練習していないか、

計算ドリルで何度もやり直して迷った形跡はないか、

しっかりと把握して指導に生かしていただきたい

 

そんなことをする時間はありません!!

と言うのなら、

丁寧にチェックできるだけの分量の宿題を出せばいいではないですか

 

宿題チェック係の設置は間違いなく、

宿題を出した先生の怠慢であり、

いじめの原因にもなります

間違いなく、子どもの人権を侵害しています

そして、係の子たちについても

他者のミスを見つけて指摘する、そんな仕事を子どもにさせる意義は?

 

大人でも、心が荒みます

 

子どもたちも「それが当たり前」と思っていて、親にすら話さないかもしれません

そして多くの先生達も「これが当たり前」と思っていて、

それがおかしなことだということも、子どもたちや、家庭を追い詰めているということにも、

気づいていないのかもしれません

ぷろふぃーる
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