どんぐり学舎

かてごりー:子どもとのくらしの中で

つめはどこから出てくるの?

我が家では小学生になったら自分で爪を切ることになっています

爪切りするよ、と言うと

あぐらをかいたわたしの足の間にぴょこん、と座る子どもとの時間は好きでしたが

先に自分で切り始めた長女をうらやましくてうらやましくて

「じぶんで切る!」と威張っていた次女には

「小学生になったら自分で切れるからね」とぐうっと抑えていたのでした

 

(先を見通す力、はだいたい年中さんから年長さんくらいから身につくものですが

見通せたらそこまでがまんさせる、期待させる、というのも大切な学びだと考えます

できるから、好きだから、やりたがるから、と時期を考えず与えたり、させたりすることで

肝心なその年齢(月齢)なりの学びをスルーしてしまう恐れがあるのです)

 

だからついこの間まで、あぐらにぴょこん、のかわいい時間でした

そして次女、一年生

早速自分で切り始めました

おっかなびっくり、でも様子を見て、最小限の注意だけ話し、あとは放っておきます

深爪したり、皮膚を傷つけたり、いろいろ乗り越えて、少し慣れてきたようです

そして先日、「また伸びちゃった~」とぼやきながら

 

(あんなに楽しみにしていたのにさすがにそんなに嬉しいものでもないと気づいた様子)

 

「ねえねえ、つめはどこから出てくるの?どうして切っても切っても出てくるのー」

 

なんでなんで族の娘たちですがお母さんは何でも知っている、と思わせてはいけません

爪は皮膚が硬化したものでその機能は…などと説明してもいけません

「草や花みたいに、夜の間に出てくるんかなと思って、

寝る時に爪のとこぎゅって持っていたんだけど、伸びるのわかんなかったんだよね」

寝ながら、よし、爪の伸びる瞬間をおさえてやる、と

自分のちいさな指をぎゅっと握っている次女の姿を想像し吹き出しそうになりながら

 

(先日自分で蒔いた朝顔の種がうんこらしょ、と発芽したのを見たばかりだったから?)

 

「そうねえ~」

こんなとき、たいていわたしが言うのは「どうしてなんだろうねえ?」くらいなものです

年齢によっても対応は違いますが、低学年の次女にはまだまだこの対応がベストです

種明かしの瞬間はいつになるのでしょう

いつまで心の中にこの疑問は残るのでしょうか

表面的には忘れてしまっても、心の中に、「不思議だな」と思って解決しなかったことがらは

鮮明に残っているのです

残っていませんか?そして、それが解決した瞬間を、覚えていませんか?

 

星の形は☆で、神様がぶら下げてるんだと偉そうに説明する私を

そうなんだ~、へえ~、そうだねえ~とにこにこ見てるだけだった母

ぺたっと空にはりついたイメージで眺めていた星座

さりげなく買ってきてくれたレイの絵本『星座を見つけよう』でまた夢中になり

小学校6年の理科の授業で天体にまた夢中になり

星座を構成する星々の距離の違いとまさに天文学的な桁に衝撃を受け、

卒業アルバムには「天文学者になる」と書きました

中学では理科の知識と原体験がどんどん結びつき成績にも自然と比例しました

なにより、学ぶのが楽しかったのです

知識を得ることが

体験や感覚と結びつくことが

感動的だったのです

 

成績がどうであれ、我が子にも、生徒にも学ぶ喜びを味わわせたい

だから種明かしの時期には注意が必要です

科学だからいいと思って、種明かし番組を見せていませんか

早すぎるうちに図鑑を与えていませんか

興味を持って用語や事柄を覚えるかもしれませんが

体験や感覚と結びつかない知識は

熟成することもなく

感動もないのです

子育てに感動を

学びに、喜びを!

ぷろふぃーる
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