どんぐり学舎

かてごりー:どんぐり・しぜん・すくーる

放課後に、江戸時代の河岸跡地で

「ねえ、ねえ、先生、ちょっと来てくださいよ」

暗くなってからなので写真はないのですが、

みんなで公園を引き上げようとしたその時、

5年生のK君が私を案内したところは、

なんとなく不自然にでっぱった展望台のような場所でした

「なんか、遺跡みたいだよね」

「昔から高台だったんじゃないですかねえ」

大人びたK君の口調にちょっと笑ってしまいそうになりながら、

ふたりでブラタモリ気分でしばらくその高台から烏川を眺めていました

「うん、きっと、何かの跡地だね」

「そうですよね」

 

手前には「一本杉」という掲示があり、暗闇に確かに1本の杉の木が見えました

掲示を読んでみると、

江戸時代、許されぬ身分差(旗本と、門番の娘)の男女がここまで逃げてきて、

増水した川を渡れず命を落とし、

村人が、胴体をきつくしばった男女の遺体を発見(しかも娘は身ごもっていた…)

哀れに思って供養するために植えた杉の木、ということでした

(いま残っているのは当時の杉の木ではないのですが)

 

家に帰ってから調べてみると、

この緑地はそもそも江戸時代の河岸の跡地だということがわかり、

なるほど、K君が「ちょっと普通の川原ではない」と気づいたのも、必然だったわけです

河岸(かし)というのは、川の港のことですから、

この緑地を抱える町が中山道の宿場町として栄えていたことも納得できます

江戸から運ばれてきた様々な物資は、この川原にあった河岸で交換されていたんですね

 

昨日の〈放課後どんぐり〉は「倉賀野緑地公園」でした

 

みんなより一足先に到着した私と次女は、

とりあえず、見渡しきれないほど東西に長いこの緑地を、

隅から隅まで歩いてみることにしました

緑地公園、とは言っても、遊具はまんなかあたりに「ブランコ」がひとつ、ぽつん、とあるだけ

周遊する散歩道が一周2㎞ほど、ということですから、

端から端まで歩くと1㎞ほどでしょうか

真ん中に駐車場やトイレがあります

最西端には、共栄橋があり、橋からおりられる道と小さな駐車場があります

 

歩いたり、走ったりしながらぐるっと一周すると、

みんなが来る頃には体は芯からあたたまりました

いっぱい着こんでいるので、少し歩くだけでほかほかです(笑)

ウォーキングをしている方や、犬の散歩をしている人たちがたくさんいました

新参なので、丁寧に挨拶しながら、一周してみました

 

暗くなりかけていましたが、対岸からはかなり大きめの野鳥の声がしていました

次は双眼鏡を持ってこよう、と決意しました

だって、見えそうで見えないんだもの…

どうやらハクチョウが来ることもあるらしい…これは要チェックです

対岸は阿久津町で、ゴルフ場です

ただ、フェンスが張り巡らされていて、川へは一切下りられなくなっています

若い頃…

実は何回か来たことがあります

わいわい、みんなでバーベキューをしに来たこともあるし、

進学塾に勤務していたころ、深夜に帰宅して、眠れなくて、

早朝、そのままバイクでここまで来て、(250cc乗ってました・笑)

しばらく川の流れを眺めていたことも

その当時は多忙すぎて、休日もなく、大好きな川へ遊びに行くこともできなかったし、

心身共にぼろぼろでしたので、自宅からできるだけ近い「川原」を求めて走ってきたのでした

当時は、確か、川の水が触れるほど近くまで下りられた記憶が…

 

おや、駐車場から誰かが私たちを見つけて走ってきます

少しずつ仲間が集まってきました

 

さて!こーんなに何にもないただの原っぱで、みんな何をして遊ぶのでしょうか

楽しみです

 

見つけましたね、登れそうな木

早速登りはじめました

わーん、きついよぅ…わたしも登りたいよぅ…

小さい子に大きい子が上から優しく指図しています

「こっちにこう手を伸ばしてごらん、それでぐいっと!」などとね

私はできるだけ離れて眺めていました

常連のウォーカーの皆さんは、珍しい光景に驚かれていました

そもそも、子どもが誰もいないんですから、この公園…

 

立ち止まって子どもたちに何か声をかける方もいたので、

少し心配になって近付いて聞いてみると、

「すごいね」「いいね」って言われた、と子どもたち

「自分たちから挨拶しちゃおう」なんて言いながら、通る人通る人、木の上から「こんにちは!!」

みなさんびっくりしていましたが、自然と笑顔で返事をしてくださり、

この日は誰にも注意されることはありませんでした(笑)よかった!

ランタンかけや、水筒かけもできて、愛着がでてきた様子の木のお家ですが、

大きな女子たちは別荘を探しに遠征し始めました

 

「最初の枝」が高すぎて、自力で登るには難しい木がありました

「ロープが欲しい」「ロープがあれば登れるのに!」と言っていましたが、今回はなかったので、

私が踏み台になってなんとか3人の高学年女子が登りました

あー、もう、写真は限界です

とっても大きな木で、

一生懸命登った彼女たちは、まるで、この大木に抱っこされているように見えました

 

このあともどんどん仲間は集まり、

「花いちもんめ」をして体を温めたり、鬼ごっこをして汗をかいたりして過ごしました

この公園で遊び慣れている保育園児Kくんは暗闇で崖をよじ登り、びっくりさせてくれました

真似っこしてよじ登ったYちゃんもSちゃんも、それからKちゃん自身も、

下りられなくなって、高い木の上で泣いている子猫みたいでした(笑)

 

「花いちもんめ」には送迎のお母さんたちも混ぜて、みんなで楽しみました

2年生のSちゃんが

「学校のみんなが知らなかったから教えたら、ちょっと流行っちゃった」と嬉しそう

クラスみんなで遊ぼう、っていう日に、「花いちもんめ」をすることになったんですって

いいねえ、昭和の遊び!流行させちゃおう!

 

インフルエンザの流行が始まり、次女の学校でも既に3クラスが学級閉鎖になっています

学級閉鎖だと、外出禁止なので、

どんぐり学舎にも、放課後どんぐりにも、来られなくなってしまうね…

でも、

インフルエンザはそんなに恐ろしい病気ではありません

もちろん、運悪く脳症などの合併症を患ったり、こじらせたりする可能性はゼロではありませんが、

それは単なる風邪でも、胃腸炎でも、なんなら擦り傷でも可能性としては同じです

体の弱い赤ちゃんや高齢者の方々には万全の注意が必要なのでしょうけれど、

健康な小学生にとってはそんなに恐れる病気ではないのです

それなら、交通事故などの不慮の事故の方が、死亡率や、重症化する割合はずっと高いのです

 

インフルエンザは予防接種や治療法も含め、10年以上前から猛勉強し、

いろいろな講演会や本でいろいろな医師の見解、専門家の見解を知り、

なぜみんなが恐れるのか、

なぜみんなをこんなにも怖がらせるのか、

そのメカニズムもよーーーくわかったのですが、その話はまたの機会に

 

インフルエンザだけでなく、ガン細胞も嫌うという低体温

帰ってすぐに、お風呂に入らなければならないほど私も汗ばむ冬の外遊び

走って、笑って、大声出して、心臓もばくばく、筋肉も生き生き、健康健康!

それだけでも、インフルエンザ対策になりますよ

罹るのを怖がるのではなく、

感染してもへいっちゃらな体を作ることを意識してみるといいですね

 

倉賀野緑地、民家の前の広場を避けて、工場の前の広場で遊んでいたので、

暗くなっても工場の照明に助けられ、

騒いでも誰にも迷惑をかけないことがわかりました

 

常連の方々もみんな優しい

 

ありがとうございました

 

ぷろふぃーる
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